「新幹線は東京駅と品川駅、どっちでも使えるって聞くけど、実際どう選べばいいの?」と迷っている方、多いのではないでしょうか。
立地やアクセスの違い、混雑具合、空港との連携、自由席・指定席の快適さなど、それぞれに特徴があります。
この記事では、利用シーン別に東京・品川の使い分け方をわかりやすく解説します。
最後まで読むと、あなたにぴったりな乗り方がきっと見つかりますよ。
東京駅と品川駅、どっちでも新幹線に乗れる?まずは結論から
東京駅と品川駅のどちらからでも、新幹線はほぼ同じように利用できます。
ただし、目的や乗車タイミングによっては、選ぶ駅を工夫することで、移動がスムーズになったり、快適な座席が取りやすくなったりすることもあります。
では、それぞれの違いやおすすめの使い分け方を見ていきましょう。
東京駅と品川駅の違いは?立地やアクセスを比較
東京駅は、山手線の中心にあり、多くの地下鉄やJR各線が集中する都内最大のターミナル駅です。
地下街も広く、駅ナカ施設も充実しているため、観光客にも人気があります。
また、丸の内・大手町といったビジネス街に隣接しており、出張利用にも便利です。
一方、品川駅は、羽田空港方面や神奈川方面へのアクセスがしやすく、京急線との乗り換えに便利です。
駅の構造も比較的シンプルで、乗り換え動線がわかりやすい点も評価されています。
新幹線のホームまでの距離が短いこともあり、移動時間を少しでも短縮したい人には向いています。
比較項目東京駅品川駅 | ||
---|---|---|
主要路線 | JR各線・東京メトロ丸ノ内線 | JR各線・京急線 |
アクセスの良さ | 都内主要エリアからアクセスしやすい | 羽田空港・神奈川方面に便利 |
周辺の混雑度 | 非常に混雑(観光・ビジネス客ともに多い) | やや落ち着いた雰囲気、構内移動も楽 |
駅ナカ施設 | お土産・グルメ・カフェが豊富 | 施設数は少なめだが移動はスムーズ |
新幹線の停車本数や種類に違いはある?
実は、停車する新幹線の本数や種類に大きな違いはありません。
のぞみ号・ひかり号・こだま号の多くが両駅に停車します。
ただし、のぞみ号は品川にすべて停車しますが、一部のこだま号やひかり号では品川を通過する便もありますので、事前に時刻表を確認しておくと安心です。
また、繁忙期や特定の時間帯には東京駅発の便数がやや多い傾向があるため、より柔軟に選びたい方には東京駅がおすすめです。
東京・品川どっちで乗っても料金は変わるの?
たとえば、東京発と品川発で同じ便ののぞみに乗った場合、運賃も所要時間も変わりません。
ただし、在来線との接続区間の運賃はそれぞれ異なるため、たとえば自宅や会社がどちらの駅に近いかによって、総額が変わることもあります。
また、定期券を利用している場合はその範囲外になると追加運賃が発生することもあるため、通勤・通学で使う方は事前確認が必要です。
細かい違いではありますが、ちょっとした移動の快適さや時間節約につながることもあるため、駅選びは意外と重要なポイントですよ。
目的別|東京駅と品川駅のおすすめ使い分け方
通勤・出張ならどっちが便利?
また、東京駅は多くの路線が乗り入れているため、 都内各地からのアクセスがしやすいという強みがあります。
特に地下鉄の接続が豊富なので、丸ノ内線・千代田線・銀座線などを使う方にはメリットが大きいです。
一方で、品川駅は羽田空港とのアクセスが良く、出張で空路を利用する方には非常に便利。
新幹線から京急線への乗り換えもスムーズで、トータルの移動時間を短縮したい方におすすめです。
どちらも始発駅ではないので、できるだけ空いている時間帯の利用がおすすめです。 早朝や昼間などのオフピークを狙うと、座席が取りやすく快適に移動できますよ。
観光・旅行で使うなら?
観光の拠点としてホテルが東京駅近くにあるなら東京駅、 羽田空港から乗り継ぐ場合や南方面への旅行なら品川駅が使いやすいです。
特に東京駅は駅ナカに「グランスタ」などの大型施設があり、 お弁当やスイーツ、お土産を選ぶにも困りません。
一方、品川駅はややシンプルな構造で迷いにくく、 旅行に不慣れな方でも安心して利用しやすいのがポイントです。
また、周辺にホテルや飲食店も整っているので、宿泊と移動をコンパクトにまとめたい方にもおすすめできます。
混雑を避けたい人の選び方
東京駅はとても混雑します。 人の多さにストレスを感じやすい方は、やや空いている品川駅のほうが落ち着いて乗車できます。
特に朝夕のラッシュ時は、東京駅では構内移動も困難になることがあります。 ホームへのエスカレーターやエレベーターも混雑しがちなので、 スムーズにホームへ行きたい方には品川駅がおすすめです。
また、品川駅は比較的ホームが見渡しやすく、初めての新幹線利用でも安心です。 座席確保のしやすさやストレスの少なさを重視するなら、品川を選ぶ価値は十分あります。
新幹線利用時に注意すべきポイント
新幹線の改札や乗り換えのしやすさ
東京駅は構内がとても広く、新幹線ホームまで距離があることも多いです。
特に初めて利用する方にとっては、ホームの場所を探すだけでも時間がかかることがあります。
また、東京駅は在来線や地下鉄との接続が複雑なため、目的の乗り場まで移動するのに5〜10分以上かかることも珍しくありません。
荷物が多い方やお子さま連れの方は、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
一方、品川駅は構造が比較的シンプルで、新幹線の改札からホームまでの移動がスムーズです。
案内表示もわかりやすく、在来線との乗り換えも短時間で済みます。
時間短縮を重視したい方や、駅構内の移動に不安がある方には品川駅が特に向いています。
自由席と指定席の違いと選び方
種類 | 特徴 | おすすめシーン |
自由席 | 料金が安め・早い者勝ちで席が自由に選べる | 予定が直前に決まったとき/短距離移動 |
指定席 | 必ず座れる・事前に席を確保できる | 混雑が予想される時期や長距離移動 |
グリーン車 | 広めのシート・静かで落ち着いた空間がある | 長時間の移動や仕事中に集中したいとき |
自由席はコストを抑えたい方に適していますが、特に週末や連休などは立ちっぱなしになるリスクも。
反対に、指定席は時間が読めて座れる安心感があるので、快適さを重視したい方におすすめです。
また、荷物置き場の確保やコンセント付きの席を選びたい場合も、指定席の方が選択肢が広がります。
チケットの買い方・予約方法のポイント
スマートEXやえきねっとを使えば、スマホやパソコンから簡単に予約・購入できます。
クレジットカード決済でそのままICカードに情報を紐づけられるので、紙の切符を持たずに乗車できるのも便利です。
窓口や券売機に並ばずに済むため、混雑を避けたい方や時間に余裕がないときにもぴったりです。
また、EX予約限定の割引が適用される場合もあるので、事前予約でお得に利用できるチャンスも。
さらに、ICカードでそのまま新幹線改札を通れるため、切符をなくす心配もなく、スムーズな移動が叶います。
よくある質問|新幹線の乗り場・チケット・割引情報
スマートEXやネット予約はどちらの駅でも使える?
はい、東京駅・品川駅のどちらでも利用可能です。
予約時に駅名を選ぶだけでOKなので、とても簡単です。
特にスマートEXはスマホからサクッと予約ができ、紙の切符を発券しなくてもICカードと連携してそのまま新幹線に乗れるのが魅力です。
さらに、事前に座席を選ぶこともできるので、
- 「窓側に座りたい」
- 「通路側がいい」
などの希望も反映できます。 お子さまと一緒の旅行や、大きな荷物を持っているときにも安心ですね。
また、スマートEXでは通常よりもお得な割引運賃が提供されていることもあり、少しでも節約したい方にもおすすめの予約方法です。
特急券・乗車券の違いと注意点
- 乗車券:在来線+新幹線の運賃部分(たとえば、東京→新大阪)
- 特急券:新幹線の座席に乗るための追加料金(指定席・自由席・グリーン車など)
この2つをセットで持っていないと、新幹線に乗れないので注意しましょう。
たとえば、スマートEXで予約をした場合は、乗車券と特急券が一体になっているため、別々に用意する必要はありません。
ただし、紙の切符で購入する場合や旅行会社を通じて購入する場合などは、乗車券と特急券が別々に発券されることもあります。
改札を通るときや、車内で確認されるときにすぐ出せるように、どちらも忘れず持っておきましょう。
払い戻しや変更はどこでできる?
スマートEXやえきねっとで予約した場合は、出発前であればスマホやパソコンから簡単に変更・キャンセルが行えます。
ただし、列車発車時刻の直前や当日のキャンセルにはキャンセル料が発生することが多いので、早めの手続きを心がけましょう。
また、切符を駅で購入した場合は、駅の窓口でしか手続きできない場合もあるため、購入方法に応じた対応が必要です。
旅行や出張の予定が変更になったときにも、柔軟に対応できるよう、予約サイトの操作方法をあらかじめ確認しておくと安心です。
まとめ|「東京・品川どっちでも(基本的に)OK」でも、選び方で快適さが変わる!
利用目的 | 東京駅がおすすめ | 品川駅がおすすめ |
---|---|---|
通勤・出張 | 丸の内・大手町方面に職場がある方 | 羽田空港・神奈川方面にアクセスしたい方 |
観光・旅行 | 東京駅ナカでお土産やグルメを楽しみたい方 | 迷わず移動したい旅行初心者の方 |
混雑を避けたい | △ 朝夕は非常に混雑する | ◎ 比較的すいていて移動がスムーズ |
移動の快適さ | 構内が広くて乗り換えに時間がかかることも | 改札からホームまでが近くてわかりやすい |